ホームルーターは、以下の4種類です。
プラチナバンドに対応しているのはドコモhome5GやWiMAX+5Gの2種類で、WiMAX+5G HOME 5G L13はプラスエリアモードでプラチナバンドを使用することができます。
ドコモhome5Gは5Gだけでなく、4G(LTE)の電波にも対応しており、プラチナバンドを含むドコモの全てのバンド(周波数帯)で利用可能です。
プラチナバンドは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とした電波帯域を指す通称です。
- 障害物に強い:波長が長いため、ビルなどの障害物に当たっても回り込んで電波が届きやすい。
- 到達距離が長い:電波の減衰が小さいため、基地局から遠く離れた場所でも電波が届きやすい。
これらの特徴から、プラチナバンドは、モバイル回線の通信品質を向上させるために重要な周波数帯とされています。
ホームルーターでプラチナバンドが使えるということは、以下のメリットが挙げられます。
- 建物の中や地下など電波が届きにくい場所でも通信できる。
- 山間部や田舎など基地局の少ないエリアでも安定した通信ができる。
- 通信品質や速度が高いLTEや5Gと併用することで、より快適なインターネット環境を享受できる
ドコモhome5G
ドコモが提供するホームルータータイプのWi-Fi、5G/4G通信型のインターネット接続サービス。
月額料金 home5Gプラン 4,950円(税込)
・契約期間なし
・事務手数料…3,850 円
・端末代… HR02 71,280 円(税込)実質無料1,980円(税込)×36回割引
・回線…docomo4G LTE/5G
・月々サポート端末36ヵ月間、「home 5G」の月額料金から1,980円を割引。
・home 5G 乗り換えキャンペーン、dポイントを最大22,000 pt還元
・15,000円キャッシュバック(代理店)
・home 5G セット割ドコモスマホの対象プランは月額料金が最大1,100円ご家族全員割引
カシモ WiMAX+5G
通信容量無制限で1ヶ月目以降ずーっと定額5Gエリア外でも4G LTEやWiMAX2+の回線を自動で選択。
月額料金 縛りなしSA端末プラン 初月1,408円(税込)
1ヶ月以降 4,818円(税込)
・契約期間なし 違約金0円!
・事務手数料…3,300円(税込)
・端末代… 27,720円(実質無料) 36回分割割引
・回線…WiMAX2+/au4G LTE/5G
au/UQ mobileご契約中のスマホご利用料金が最大1,100円(税込)割引になります。
BIGLOBE WiMAX +5G
通信量無制限でWiMAX2+・au 4GLTE・au 5G回線が利用できるWi-Fiルーター
月額料金 ~24ヵ月 3,773円(税込)
25ヶ月以降 4,928円(税込)
・最低利用期間も契約解除料もなし
・事務手数料…3,300円
・端末代… 27,720円 分割払い770(税込)×36回・一括払い
・口座振替の場合は一括払
・回線…WiMAX2+/au4G LTE/5G
・10,000円キャッシュバック(2024年6月7323:50まで)
・au、UQ mobileユーザーならもっとおトク! auスマートバリュー、自宅セット割に対応
・auスマートバリュー/UQ mobile自宅セット割 インターネットコースをご利用中の方は、オプション料が無料
プラチナバンドが使えるホームルーター
ホームルターでプラチナバンドか使えるのはドコモhome5G HR02とWiMAX+5G HOME 5G L13はプラスエリアモードでプラチナバンドを使うことができます。
ドコモのHome 5Gサービスは、4G通信に関しては、ドコモの全てのバンドに対応しており、プラチナバンドも含まれているので、建物の中や遠距離でも電波が届きやすい特性を持っています。
ドコモのスマホが利用できるエリアであれば、Home 5Gも利用可能です。
WiMAX+5Gの「プラスエリアモード」では、プラチナバンドを利用して通信することが可能です。ただし、このモードを利用するためには、月額1,100円の追加料金が必要となります。
WiMAX+5Gはプラチナバンドを使うにはプラスエリアモードに切り替える必要があります。ただ、データ容量の上限に30GBになっています・
プラチナバンドとは
この周波数帯は、電波の回折の特性から、建物の中や遠距離でも電波が届きやすい特性を持っています。
なお、ホームルーターは、据え置き型のため、アンテナを大きく設置することができます。これにより、スマホよりも強力な電波を送受信することができます。
ドコモhome 5G・WiMAX+5Gホームルーター
項目 | ドコモhome 5G HR02 | WiMAX+5G HOME 5G L13 |
ホームルーター | ||
月額料金 | 4,950円 | 4,818円※1) |
端末代 | 71,280円 | 27,720円 |
モバイル回線 | docomo 4G LTE docomo 5G | WiMAX2+ au4G LTE au5G |
最大通信速度(下り) | 4.2Gbps | 4.2Gbps |
最大通信速度(上り) | 218Mbps | 286Mbps |
4G最大速度(下り) | 1.7Gbps | 2.7Gbps |
実測値(平均値) | Ping値: 48.43ms ダウンロード速度: 192.4Mbps アップロード速度: 20.37Mbps | Ping値: 45.8ms ダウンロード速度: 175.78Mbps アップロード速度: 24.62Mbps |
実測値:みんなのネット回線速度参照
※1)カシモ WiMAXの月額基本料金
ドコモhome 5G HR02
ドコモhome 5Gは、ドコモ4G LTE、5G回線を使用します。最新端末(HR02)は、最大速度は4.2Gbpsと光回線なみです。
また、ドコモの4G LTEは「プラチナバンド」を利用しており、建物の奥などでも繋がりやすいという特徴があります。
Wi-Fi 6に対応して、また、Wi-Fi EasyMeshにも対応しており、お家の中でも電波が届きにくい場所にも対応の中継器を設置すればエリアが拡大し家中快適な通信状態を保つ。
WiMAX 5G HOME 5G L13
WiMAX 5Gは、WiMAX2+、au4G LTE、5G回線を使用して最新端末(HOME 5G L13)の最大通信速度4.2Gbpsとなっています。
端末HOME 5G L13aは、5G SA(スタンドアローン)に対応しており、5G専用の技術と設備を利用することで超高速・大容量・超低遅延・多数同時接続などの通信安定性をを実現できます。
Wi-Fi 6に対応しており、無線でも高速な通信が可能です。また、有線LANポートも2つ備えており、2.5GBASE-T規格に対応しています。
WiMAX+5Gにはモバイルルーターの選択肢がある
WiMAX+5Gにはドコモのhome 5Gにはないモバイルルーターを選ぶこともできます。
それが持ち運びができて外でもインターネット接続ができるモバイルルーターも選択することができる点です。
WiMAX2+エリアの他、au 4G LTE、 5Gエリアの3つのエリア対応で、より広い範囲で通信できます。
モバイルルーターSpeed Wi-Fi 5G X12スペック
- Speed Wi-Fi 5G X12
- 最大通信速度(下り): 3.9Gbps
- 最大通信速度(上り): 183Mbps
- バッテリー容量: 4000mAh
- 連続通信時間: 約540分(約9時間)
- 最大同時接続台数: Wi-Fiで16台
モバイルルーターは、バッテリー劣化防止機能が搭載されており、過充電によるリチウムイオン電池の寿命短縮を防ぐ設計になっています。
ホームルーターでオンラインゲーム
オンラインゲームを快適にプレイするためのホームルーター選びは重要ですね。オンラインゲームにおいては、通信速度やPing値(応答速度)が特に重要になります。
通信速度はデータをダウンロードやアップロードする速さを表し、Ping値は、データのやりとりにかかる時間を表します。
オンラインゲームに適したホームルーターを選ぶ際のポイントは以下の通りです
- 通信速度: ゲームによっては高速な通信が求められるため、下り速度が100Mbps以上のものが望ましいです。
- Ping値: ゲームの操作がスムーズに反映されるためには、Ping値が低いほど良く、30ms以下が理想的です。
- データ容量: データ容量無制限のプランを選ぶことで、長時間のゲームプレイでも安心です。
例えば、カシモWiMAXやドコモhome 5Gなどは、高速な5G通信に対応しており、データ容量無制限のプランを提供しているため、オンラインゲームに適しています。
ただし、ホームルーターは固定回線に比べてPing値が高くなりがちなため、特に反応速度が重要なFPSやTPSなどのジャンルでは、光回線の利用が推奨されます。
ホームルーターでオンラインゲームを楽しむためには、有線接続を利用する、周波数の設定を変える、電波が入りやすい場所に置くなどの工夫が必要です。
ホームルーターの最適な置き場所
ホームルーターの最適な置き場所は、以下の条件を満たす場所です。
- 床から1~2mほど離れた高さに設置する。Wi-Fiの電波は球体状に360度飛ぶため、床に近いと電波が反射して届きにくくなります。
- 窓際や風通しの良い場所に設置する。ホームルーターは基地局からの電波を受信するため、窓際など電波が入りやすい場所がおすすめです。
- よく利用する部屋や家の中心に設置する。Wi-Fi電波は部屋の壁や仕切りなど障害物に弱いため、できるだけ中心的な場所に置くと各部屋にまんべんなく電波が届きます。
- 障害物や電磁波を出す家電の近くには設置しない。金属や水などの物質はWi-Fiの電波を遮ったり反射させたりします。また、電子レンジやBluetooth機器などはWi-Fiと同じ周波数の電波を使うため、混線して通信速度が低下する可能性があります。
月額料金を比較
ドコモhome 5Gと、人気WiMAXプロバイダの月額料金を比較します。
home 5G | カシモWiMAX | UQ WiMAX | Broad WiMAX | |
月額基本料金 | 4,950円 | 4,818円 | 4,950円 | 4,818円 |
端末代金 | 71,280円※1) | 27,720円※1) | 27,720円※2) | 31,680円 |
月額料金割引 | 0円 | 0円 | 682円×13ヶ月 | 1,045円×36ヶ月 |
キャッシュバック | 10,000円 | 0円 | 最大17820円 | 0円 |
(※1)36ヶ月間端末の分割代金を割引で実質無料
(※2)クレジットカード払い:端末19,800円
WiMAX+5Gは、プロバイダによって料金が異なりますが、例としてBroad WiMAXの場合、月額料金は1~36ヶ月目まで税込3,773円、37ヶ月目以降は税込4,818円円です。
端末代金は分割払いで税込880円×36回(総額31,680円)です。また、auやUQモバイルのスマホとセット割をすると、最大1,100円の割引がスマホ料金に適用されます。
home 5Gは、月額料金が税込4,950円で一律です。端末代金は分割払いで税込1,980円×36回(総額71,280円)ですが、月々サポートという割引が適用されて実質無料になります。ドコモのスマホとセット割をすると、最大1,100円の割引が適用されます。
以上のことから、WiMAX+5Gとhome 5Gの料金を比較すると、WiMAX+5Gの方は3年間の実質料金や実質月額料金が安くなる可能性が高いです。ただし、プロバイダやキャンペーンの選択によって差が出ることもあります。
WiMAXはプロバイダにより月額料金が違います。また、割引額も違います。
ちなみにWiMAXの端末・エリア・通信品質など使用感の部分はどのプロバイダでも同じです。
まとめ
本記事ではhome 5GとWiMAX 5Gの違いについて解説してきました。
home 5GはWiMAX+5Gと比べると基本料金にはそれほど違いはありません。実行速度それぞれ十分あります。
ドコモユーザーは最大1,100円の割引を適用できるため、ドコモユザーにとくに契約がおすすめできるでしょう。
オンラインゲームをやりこみたい方や在宅ワークの方などはぜひ契約を検討してみてください。
WiMAX+5Gは速度制限が緩和され、従来のように縛りを感じることなくデータ通信が可能になりました。あわせてauとUQmobileのセット割引も適用できるのでauユザー向きです。
プロバイダが多様なWiMAXは、契約期間や違約金なし、端末代金不要、月額料金割引などさまざまな特典を適用することができます。