光回線の10Gとは、インターネットを利用する際の最大通信速度が10Gでインターネットができるサービスです。
フレッツ光が10Gプランを提供開始したことを皮切りに、光コラボの事業者も続々と10Gプランを打ち出しています。
今まで1Gが一般的だった光回線ですが、10Gの光回線は最大通信速度が1Gの10倍あります。
光回線10Gの特徴
- 高速のダウンロードとアップロード
- 110ギガビットの速度は、大容量のファイルを瞬時にダウンロードできるため、ホームオフィスやエンターテインメント用途に最適です。
- オンラインゲームやストリーミングも滑らかに楽しめます。
- 回線が混雑する時間帯でも快適
- 10ギガ光回線は、帯域が広く、同時接続しているユーザーが増えても通信速度が低下しにくいです。
- 高い帯域幅は、ネットワークの「道路」が広いことを意味します。
- オンラインゲームの遅延が少なくなる
- 光回線の10Gプランは1Gの光回線と比べてPing値が小さい傾向。
- オンラインゲームやビデオ通話などのリアルタイムアプリケーションに適しています。
- 複数の端末でネットに接続しても安定
- 複数の端末を同時接続しても安定しやすい。
- 最大通信速度10Gでは同時接続している端末でわけあえる信号の量が多い。
- 将来の拡張性:
- 10ギガビットの速度は、今後ますます重要になるでしょう。
- デバイスやアプリケーションが増えるにつれ、高速な接続が必要です。
光回線10ギガは、現代のデジタルライフにおいて高速で信頼性のあるインターネット接続を提供します。
光回線の10Gプランは必要?おすすめなのはこんな人
基本的には、通常のネット利用(LINEやネットショッピング、Youtubeの低~標準画質の視聴など)なら1Gの光回線で十分です。
ですが、次のような人には10Gの光回線がおすすめです。
10Gの光回線はこんな人におすすめ
- オンラインゲームをする人
- ストリーミングサービスで4K・8Kの動画を視聴する人
- 大容量コンテンツを頻繁にダウンロード・アップロードする人
- 家族みんなでネットに接続すると速度が遅くなってしまう家庭
- 1Gの光回線では物足りない人
ラグが致命傷になるような対戦型のオンラインゲームでは、ダウンロード速度だけでなくPing値も重要になってきますし、回線速度は速いに越したことはありません。eスポーツのプレイヤーならなおさらですね。
Netflixなどの動画ストリーミングサービスや、Streaming+などの生ライブ配信サービスで高画質の動画を視聴する時、1Gの光回線では速度が足りない場合もあります。
10Gの光回線なら、4K・8Kの動画や映画もリアリティのある鮮明な映像で楽しめますよ。
SNSやYoutubeに動画をアップロードしたり、家族で同時に動画を視聴する時も10Gの光回線ならサクサク進みます。
おすすめな光回線10ギガ
おてがる光クロス10G
おてがる光クロスは、NTT東日本と西日本が提供する最大通信速度が概ね10Gbps(上り・下り)のサービスです。
おてがる光クロス(10G)は、他の光回線10Gプランとくらべても業界最安級で、しかも契約期間のしばり(解約違約金)がない光回線サービスです。
月額料金 | 6,160円 |
契約期間 | 期間縛りなし |
工事費 | 26,400円(実質無料) |
セット割 | なし |
キャンペーン・特典 | 工事費用実質無料 月額料金が12ヶ月1,452円割引 2年目以降726円割引 お試し割引・利用から2ヶ月以内での解約は工事費残債免除 |
おてがる光クロス(10G)は他の光回線10Gの料金プラン(契約期間なし)と比較して10ギガ回線の中でも圧倒的にコスパも良く、月額料金の安さと契約期間の縛りがないことが最大のメリットです。
10G対応無線LANルーターをレンタル(月額495~550円)するか、ご自分で10G対応無線LANルーターを準備するかは選択できます。
GMOとくとくBB
GMOとくとくBB光 10Gは、大手プロバイダのGMOとくとくBBが提供している超高速回線の10Gプランです。
10Gプランは他社光回線と比較して月額料金が安く、光回線とスマホセット割引がない一方、他の光回線10Gサービスと比較して月額料金が安く、契約期間や解約金がない点が評判のおすすめ光回線です。
月額料金 | 5,940円 |
契約期間 | 期間縛りなし |
工事費 | 26,400円(実質無料) |
セット割 | なし |
キャンペーン・特典 | 10ギガプランの申込みで15,000円キャッシュバック 乗り換えで最大60,000円キャッシュバック 10ギガ対応ルーターを月390円でレンタル 新規工事費が実質0円!36回分割割引 |
GMOとくとくBB光の10Gプランは他の光回線と比較してスマホとのセット割がない一方、月額料金が安く、また、解約違約金が必要ないのがメリットですが、3年以内の解約の場合は工事費の残債が請求され注意が必要です。
10ギガプラン契約で10G対応のWi-Fiルーターを月額390円でレンタル可能。別途10G対応ルーターを用意する必要がなく、光回線10Gサービスを手軽に利用したい方におすすめの光回線です。
eo光 10G
eo光は、関西地区のネット契約(戸建て)でシェアNo.1ほど人気があり、オリコンの『インターネット回線 顧客満足度ランキング』では3年連続で近畿エリアで1位を受賞しています。
一般的に10Gプランのエリアは狭いですが、eo光の10Gプランは関西2府4県の99%以上に10ギガコースを提供しています。
ただし集合住宅ではeo光が導入されていなければ利用できません。
月額料金 | 6,530円 |
契約期間 | 2年(3年目以降は3年) |
工事費 | 29,700円(実質無料) |
セット割 | au/UQモバイル |
キャンペーン・特典 | 1年間月額料金2380円 他社違約金を合計最大60,000 円還元 工事費24回の分割割引 商品券10,000円分プレゼント ルーターレンタル1年無料 |
10G回線対応ルーターが標準提供(有線ルーター機能)されていて、無線LANルーター機能を使う場合も月額105円と安価で利用でき、ネットと同時申込することで月額料金が12ヶ月間無料になります。
eo光では他社からの乗り換えで解約金や工事費の残債を最大60,000円まで還元してくれたり、10,000円分の商品券をプレゼントしてくれるなどキャンペーンも多数で充実しています。
NORO光 10G
高速の光回線として人気のNURO光の10Gプランは、伝送技術「XGS-PON」(上下最大10Gbpsの実現する技術)を採用することによって高速通信を実現しています。
NURO光は3年契約の10ギガ以外に2年契約の2ギガ、3年契約の2ギガコースもあり通信速度重視の方におすすめの光回線です。
3年契約の2ギガは月額料金が5,200円で、一般的な1Gより速く、10Gコースより手ごろに契約可能です。
月額料金 | 5,700円 |
契約期間 | 3年 |
工事費 | 44,000円(実質無料) |
セット割 | ソフトバンク NUROモバイルセット |
キャンペーン・特典 | 45,000円キャッシュバック 他社の解約金を最大6万円還元! オプション申し込みで最大2万円還元! 基本工事費4.4万円が36回分割割引 |
NURO 光を契約すると、「ルーター機能を搭載したONU」が無料でレンタルされます。NURO光10ギガ対応の光回線終端装置(ONT)で、無線LANルーターとしての機能を備えています。
NURO光10Gはソフトバンクスマホとのセット割が適用されソフトバンク光1Gの月額料金と同定地で、ソフトバンクユーザーにもおすすめの光回線。また、NUROモバイル1年間の月額基本料金が0円になるNUROモバイルセット割特典もあります。
他社からの乗り換え最大20,000円の違約金還元やNURO光公式サイトでは10ギガプラン契約で45,000円キャッシュバックキャンペーンを利用可能!
ソフトバンクユザーにもおすすめ
NURO光10G(5,700円/月)とソフトバンク光1G(5,720円/月)は月額料金は同程度でNURO光がお得に利用できます。
ドコモ光 10G
ドコモ光10Gは、NTTドコモが提供するフレッ光クロスで、最大10Gbpsの超高速通信が可能です。これは、従来の光回線サービスの約10倍の速度であり、高画質動画の視聴や、大量のデータのダウンロード・アップロードなどを快適に楽しむことができます。
月額料金 | 6,380 円 |
契約期間 | 2年 |
工事費 | 無料 |
セット割 | docomo |
キャンペーン・特典 | ドコモ光10ギガdポイント17,000円 10ギガプランで20,000円キャッシュバック! 解約違約金補助15,000円還元 10,000円キャッシュバック(オプション加入なし) |
ドコモ光10ギガは、ドコモユザーで最速クラスの光回線を契約したい人におすすめです。
ドコモ光の10ギガプランははスマホとのセット割で月額料金が1,100円割引され、ドコモユーザーにおすすめの光回線。
ドコモ光10ギガは、エリアが限定されますが、GMOとくとくBBでドコモ光10Gに申し込むと、10ギガ対応のWiFiルーターを309円/月でレンタル可能。10Gの利用には10G対応ルーターが必要です。
10G対応ルーターは楽天市場で20,000円前後からです。
お住まいの住所で光コラボの10Gプランが使えるかどうかは、NTTの提供エリア検索で判定が可能です。
SoftBank光 10G
ソフトバンク光はNTTのフレッツ光クロスをソフトバンク光が提供する光コラボサービスで、最大速度10Gbpsでインターネットを利用可能。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら、スマホとのセット割引の適用でスマホ料金が安く利用できるおすすめの光回線10Gサービスです。
月額料金 | 6,380円 |
契約期間 | 2年 |
工事費 | 31,680円 |
セット割 | ソフトバング ワイモバイル |
キャンペーン・特典 | 25,0000円キャッバック ホームゲートウェイ(N)10ギガ(月額550円)のレンタル契約も6カ月無料 工事費28,800円キャッシュバック 他社への違約金・撤去費用を満額還元 |
ソフトバンク光はソフトバンク(またはワイモバイル)とセット割が組めて、ソフトバンクスマホの料金が毎月最大1,100円割引、ワイモバイルスマホが毎月最大1,650円割引きになります。
特にソフトバンクユーザー・ワイモバイルにおすすめの光回線です。
ただし、あまりネットを使わない方や通信速度が必要ない方には、1ギガの光回線で十分かもしれません。
光回線10Gのデメリット
現在10Gプランが提供されている地域はかなり限定的です。
戸建住宅で提供されているエリアでも集合住宅では利用できない場合もあります。
集合住宅提供エリアでもすでに光回線が導入されていない建物では利用できません。
10G提供エリア | 1G提供エリア | |
NTTフレッ光クロス回線 (フレッツ光・光コラボ) | NTT東日本・西日本が 光クロスを提供している 全国の一部地域 | NTT東日本・西日本が 光回線を提供している全国 |
NURO光 | 北海道を含む24都道府県 | 北海道を含む21都道府県 |
auひかり | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部 | 関西エリア・東海エリア以外の36都道府県 |
電力系光回線 | 各地域限定 | 各地域限定 |
利用エリアが限定的
現在、10G(ギガ)の提供エリアは拡大中ですが、新しいサービスのため、まだまだ利用できるエリアが限定されています。10G(ギガ)提供エリアでも、集合住宅では設備が10G(ギガ)に対応していないと利用できない場合もあります。
光回線の10ギガサービスは提供エリアを拡大中ですが、通常プランと比較して提供エリアが一部地域に限られる点がデメリットで注意が必要。auひかりの10Gプランは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域、光コラボの10Gプランは14都府県の一部地域で利用可能です。
一方、NURO光の10Gプランは通常プランより広い全国22都道府県で利用可能で、他の光回線の10Gサービスと比較して提供エリアが広い点がおすすめ理由。ただエリア内で10Gのインターネットサービスを利用できる地域は一部に限られ、詳しい情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
1G(ギガ)のコースより月額料金が高くなる
10G(ギガ)コースは、一般的な1G(ギガ)コースよりも月額料金が高くなる傾向にあります。しかし最大通信速度が10倍になるのに対して月額料金も10倍になるわけではなく、その差はおよそ500円~2,000円程度のことが多いので、通信速度の速さと料金を比較すると、利用目的によってはコストパフォーマンスが高いと考えることもできます。
光回線10Gのデメリットは、1ギガプランより月額料金が高いこと。光回線の10Gサービスは戸建てプランの1Gより500~800円程高いため、光回線を安く契約したい方にはおすすめできません。
光回線サービス | 月額料金 | |
10ギガ | 1ギガ | |
NURO光 | 5,700円 | 5,200円 |
ソフトバンク光 | 6,380円 | 5,720円 |
auひかり | 6,468円 | 5,610円 |
とくとくBB | 5,940円 | 4,818円 |
ドコモ光 | 6,380円 | 5,720円 |
EO光 | 6,530円 | 5,448円 |
光回線10Gは、多少料金が高くても通信速度を優先したい方におすすめのインターネットサービスです。
新たに開通工事が必要
10G(ギガ)と1G(ギガ)では光回線の設備が異なるため、新たに10G(ギガ)コースを利用する際には開通工事が必要になります。10G(ギガ)コースの新規工事費を実質無料にしている光回線事業者がほとんどですが、契約してすぐに使えるわけではない点には注意しましょう。
光回線1Gと光回線10Gはサービスを提供する設備が違い、同じ光回線でも1ギガから10ギガへプラン変更する場合は回線の開通工事が必要。ただ、光回線10Gの開通工事費用はキャンペーンで無料になる場合が多く、高速通信を利用したい方におすすめです。
10G(ギガ)対応の機器の導入が必要
通常のインターネットの接続機器は1G対応のため、光回線の10Gプランを契約しても10G対応の機器を用意しない限り高速回は利用できず、高速通信でインターネットを利用するなら下記の10G対応機器が必要です。
10G(ギガ)の光回線を利用する際に必要な機器などは、下記のとおりです。
- 10G(ギガ)対応のWi-Fiルーター
- 通信規格の古いWi-Fiルーターは、最大通信速度(理論値)が小さく10G(ギガ)の性能が発揮できません。家庭用に普及しているWi-Fiルーターでは、10G(ギガ)に近い最大通信速度の「Wi-Fi 6」が推奨されています。
- 10G(ギガ)対応の通信デバイス
- パソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信デバイスが古いと、Wi-Fiの通信規格が「Wi-Fi 6」に対応していないことがあります。接続する通信デバイスのスペックが低いと、10G(ギガ)の光回線を利用しても通信速度は速くなりません。
- 10G対応のLANケーブル
- モデムとWi-Fiルーターを接続する際や、Wi-Fiルーターとパソコンなどのデバイスを有線接続する際に、10G(ギガ)対応のLANケーブルが必要になります。
- 10G(ギガ)対応のLANポート(有線接続する場合)
- 通信デバイスとルーターを有線接続する場合には、LANケーブルの差し込み口であるLANポートの規格も10G(ギガ)に対応していなければなりません。
これらの機器を選ぶことで、10ギガ光回線を最大限に活用できる環境を整えましょう!
まとめ
光回線の10Gプランは、オンラインゲームや高画質の動画の視聴をよくするなど、高速通信を求めている人にはとてもおすすめです。
ネットサーフィンやSNS、Youtubeの普通画質の視聴くらいしかしないという人にはオーバースペックになるので1Gの光回線で十分でしょう。
光回線の10Gプランは提供エリアが狭いので、お住まいのエリアで使える回線はどれなのかをチェックしその上でサービスを比較するとあなたに合ったサービスをスムーズに見つけられます。